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トランス脂肪酸はシミ、シワ、黒ずみだけでなく健康にも悪い

アメリカで使用禁止のトランス脂肪酸

人体に悪影響を及ぼすことからアメリカでは「トランス脂肪酸」の原因となる
油の使用を禁じると米食品医薬品局(FDA)が発表し、
2018年6月以降は食品への添加を原則認めないことになりました。
しかし日本では、「トランス脂肪酸」の原因となる油の使用の禁止は考えていません。
なぜかと言えば、日本人の大多数のトランス脂肪酸の総エネルギー摂取量は0.3%で、
WHOの勧告するエネルギー比1%を大きく下回っており、健康への影響は小さいからです。

でも全米で使用禁止されるようなトランス脂肪酸が多く含まれているような
食べ物を食べるのはなるへく避けた方が良いに決まっていますよね。

健康上ばかりでなく黒ずみ、シミ、シワ、大人ニキビに悩んでいる方なら極力避けましょう。

トランス脂肪酸で肌にも悪影響

トランス脂肪酸は、健康被害ばかりかお肌のトラブル・アトピー性皮膚炎、
しみ、シワ、黒ずみなども引き起こします。
なぜこのようなお肌のトラブルを発症してしまうのか調べてみました。

アトピー皮膚炎になってしまう原因

トランス脂肪酸が体内取り込まれると、正常な細胞膜が作られなくなり、
腸管や皮膚の細胞の細胞膜に隙間ができてしまいます。
この弱く不安定な細胞膜にウイルスや細菌が進入する
ことにより免疫機能が低下してしまいます。
これらの有害な物質の侵入を許してしまう為、アトピー皮膚炎などのアレルギー疾患を引き起こしてしまいます。

アレルギー疾患の原因の一つにビタミン、ミネラルの不足がありますが、
トランス型脂肪酸を体外に排泄する為に大量のビタミン、ミネラルを
消費させてしまうので、なおのことアレルギー疾患になりやすいのです。

アトピー皮膚炎でシミができてしまう

アトピー皮膚炎で皮膚が炎症をしてしまうと、炎症から肌を守る為、
ケラチノサイトから指令を受けたメラノサイトメラニンを生成します。
炎症が酷かったり、長引いてしまうと色素沈着してしまい、シミや黒ずみとして残ってしまいます。
アトピーなどのアレルギー疾患を発症してしまうようなトランス脂肪酸の原因となる油の使用は控えましょう。

トランス脂肪酸活性酸素が発生

トランス脂肪酸活性酸素を発生させてしまい肌細胞が酸化、つまり細胞がサビてしまうのです。
活性酸素が増えると、皮膚や骨、軟骨などを構成する
タンパク質の一つであるコラーゲンは、酸化してしまいます。
お肌の潤いがなくなり、ハリや弾力が失われてしまいシワができやすくなりというわけです。
細胞がメラノサイト活性酸素から肌を守る為メラニンを過剰に生成します。
またターンオーバーが遅くなることにより、メラニンが垢として剥がれ落ちず、
留まってしまうのでシミ・黒ずみとなってしまいます。

トランス脂肪酸健康被害

トランス脂肪酸は、天然の動植物の脂肪の中(牛肉や乳製品など)にも少し存在しますが、
天然のものは健康被害を引き起こしてしまうような問題にはなっていません。
しかし植物性の油脂を加工する過程で発生する不飽和脂肪酸であるトランス脂肪酸は、
悪玉コレステロールが増え、善玉コレステロールが減ってしまい動脈硬化につながってしまいます。
過剰摂取すると心筋梗塞などの冠動脈疾患、肥満やアレルギー性疾患のリスクが高いことが認められています。

トランス脂肪酸を多く含む食品

硬化処理された油脂であるマーガリンやファットスプレッドショートニングなどや、
それらを原料としたパン、ビスケット類、アイスクリーム、チョコレート、コーヒーフレッシュ
レトルトカレー、コーン系スナック、マヨネーズなどが有ります。
また硬化処理された油脂で揚げられたフライドポテトや、
調理された冷凍食品などもにもトランス脂肪酸が含まれています。

シミや黒ずみ、アトピー性皮膚炎で悩んでいる方ばかりでなく
健康上でも食べるのはなるべく避けた方が良いでしょう。

でも企業もトランス脂肪酸の含有量を減らす努力はしていることを一言付け加えておきます。

トランス脂肪酸はプラスチックと同じ?

トランス脂肪酸について調べていると、トランス脂肪酸の多い油脂は
プラスチックと同じような分子構造をしていて トランス脂肪酸や、
それを使った食品は、腐ったりカビたりすることがないことから、
プラスチック食品などと言われていると言うのだ。

良く例として挙げられるのは、ファーストフードのフライドポテトが
腐ったりカビたりしないでいられるのはトランス脂肪酸の多い油脂で揚げたからで、
これにより「食品がプラスチック化した。」と言われています。

調べてみると別にプラスチックと分子構造は似ているわけでもないようです。
油脂は、元々腐ったりカビたりしないものなので、
トランス脂肪酸=プラスチック食品」や、「腐らない食べ物は危険」というのは間違った認識のようです。